お別れ・・・

久しぶりのブログ更新になってしまいました

決して仕事をしていなかったわけではありません・・・

いちごが終わり、麦刈り、夏野菜の準備、田植え、いちごの苗取り準備と毎年と変わらない仕事をこなしていました

しかし、大きく変わってしまった事が一つ・・・

祖父の病気でした。

昨年の１０月に舌ガンと診断され１２月に手術を行いましたが、その後喉の方に転移が見つかってしまいました。

８５歳という年齢もあり、もう手術は出来ないという事で１月から３月まで放射線治療を行いました。

満身創痍の体ではありましたが放射線治療に希望を持ち本人も頑張っていました。

しかし、ガンは治療箇所から逃げるように他に転移・・・

４月は足腰は衰えないようにと自宅の周りを散歩していました。

時には足袋を履きトマトの苗を仕立てたり、草むしりなどもしていました。

こんな感じで細く長く生きていてくれれば良いかと思いましたが、病気の進行は早く、本人の思いとは裏腹に散歩の距離も短くなり、後半には１００mがやっとになってしまいました。

食事の方も、お粥からおもゆになり最後は水すら喉を通らなくなってしまいました。

本人の希望で自宅に居たいとの思いもありましたが、食事も水も取れないのではと入院する事になりました。

病院ももはや治療ではなく、痛みを取るのみでした・・・

そして、６月２５日安らかに天国に旅立っていきました。

いつ急変するかわからないと言われて家族は１月から仕事をしてきました。

いちごも終わり、麦刈りも終わり、田植えの終わった２日後の事でした。

最後まで家業を思い、家族を思って亡くなって行った様な気がします。

私が小さい頃からそばにいた祖父、スパーヘビースモーカーでお酒を飲むと怒り上戸でしたが、昼間は良いじいちゃんでした。

就農して、家で働いてからも毎日一緒に働いていました。

いて当たり前の存在、亡くなっても実感がわきませんでした・・・

お通夜を終え、お葬式を終え、実家でホッと一息お酒を飲み始めました。

姉が「連日お弁当が多かったから」っとお刺身とさんま塩焼きがテーブルに・・・

「何でさんまなんだよ」っ思った瞬間に、「小さな頃じいちゃんに骨を綺麗に取ってもらってた」思い出が・・・

もう綺麗に骨取ってくれるじいちゃんいないんだって・・・

目頭が熱くなり、遺影を見て、いないんだっと実感しました。


今日から７月、夏野菜の収穫に、いちごの苗取りと仕事は盛りだくさん

じいちゃんの野菜作りの情熱を引き継いで気持ちも体も再スタートしたいと思います